ここ数年で技能実習生や働く外国人が日本にやってきました。
日常生活を送っていくうえで、彼らを見かける機会が増えてきたかと思います。
これは私の経験則なのですが、外国の方に話しかけてみて、結果として話しかけるんじゃなかったと思ったことはほとんどありませんでした。
皆さんも、外国の人と話すことで得る喜びをぜひ体験してみてください。
今回は、東南アジアの方々を中心に話しかけ方について書いていきたいと思います。
話しかける前の予備知識
忙しそうかどうかを確認
これは外国人だからとかではなく、日本人に話しかけるのも同じですが、相手の様子をうかがって、話しかけてもよさそうな余裕がありそうかどうか確認しましょう。
日本人あるあるで、話しかけようと思うことで緊張してしまい、相手が見えていないってことはよくあることですから。
複数人で相手がいる方がいい
話しかける場合、相手が一人でいるときより、あえて複数人でいるときに声をかけた方がいいです。
理由は2つあります。
一つ目は、こちらは相手が複数で緊張度は増しますが、相手にとっては一人一人の緊張度は下がります。
そうすることで、親しくなりやすい環境ができやすくなります。
二つ目は、相手が複数でいると、比較的日本語を話せる子がいます。
グループのリーダー的な子が対応してくれますので、しっかりとした内容の会話を日本語でできる確率が高まります。
英語より簡単な日本語
日本人は「外国人=英語」という先入観を持っています。
確かに、以前までは日本に留学や就労に来る外国人は英語を話せる人が多かったことが理由だと思います。
しかし、近年、急増している技能実習生等の外国人については必ずしもそうではありません。
むしろ、技能実習生として来日した外国人は半年以上、日本語の勉強をして来日します。
なので、英語で話しかけるより、日本語で話しかける方が、通じやすいのです。
各国の「こんにちは」「ありがとう」
「こんにちは」「ありがとう」一覧
国 | こんにちは | ありがとう |
中国 | 你好(ニーハオ) | 谢谢(シェシェ) |
ベトナム | Xin chào(シンチャオ) | Cám ơn(カムオン) |
インドネシア | Halo(ハロ) | Terima kasih (テレマカシ) |
フィリピン (タガログ) | Magandang araw (マガンダン アラウ) | Salamat Po(サラマッポ) |
タイ | สวัสดี ครับ(サワディクラッ) สวัสดี ค่ะ (サワディカー) | ขอบคุณ ครับ(コップンクラッ) ขอบคุณ ค่ะ (コップンカー) |
ミャンマー (ビルマ) | မင်္ဂလာပါ(ミンガラーバー ) | ကျေးဇူးတင်ပါတယ် (チェーズーティンバーデエ) |
モンゴル | Сайн байна уу? (サエンバエノー) | баярлалаа (バイルラー) |
ネパール | नमस्कार(ナマスカール) | धन्यवाद(ダンネバード) |
ごみ捨てなどのトラブル時にも使えます
基本的には日本語で話しかけても、最後に「ありがとう」と一言、相手の母国で話してあげると人の心は解けます。
これは日本人が旅をしていて、現地の人に「ありがとう」と言われれば、うれしくなるのと同じです。
(それにつられて高級品を買わされる日本人もたくさんいますが・・・)
あと、外国人がご近所さんで、注意してほしいことがあり、
「こうしてほしい」
と伝えて、
「はい、わかりました」
と言ってきても、一度や二度では直せない人もいますから、堪忍袋の緒を少し頑丈めにしておきましょう。
最後に
いかがでしたか?
現在、日本に働きに来てくれている外国人は、一昔前と違って、日本以外でも、韓国や台湾など、制度上、容易に働きに行きやすい国は増えています。
賃金は確かに日本が高めではありますが、賃金の格差も、それぞれの国の経済発展に伴って縮まってきていますし、シンガポールなどでは日本よりも高収入が期待できるケースもあるようです。
せっかく日本を選んで来てくれたわけですから、お互いに気持ちの良い交友関係が築けたらいいですね。
最後までご覧いただきありがとうございました。